日心会の稽古は、心も体も鍛え上げます。

日心会の稽古仲間は生涯の友

居合(形・かた)

主に、無外流居合兵道の形稽古を行います。

竹刀の先を軽く交えたところから始まる剣道と違い、居合では刀を納めた状態からの真剣勝負を想定しています。

このような武道は、世界に例を見ません。

敵に遭遇し、柄に手を掛けて鯉口を切ってのち抜刀し、死活をかけた立ち回りの後の納刀まで、一連の動作を形として伝えています。

20本の基本型として纏め上げたのは、第11代宗家の中川士龍先生(1886~1981年)です。

居合道では、形の稽古には真剣を用います。(ただし、初心者は模擬刀で代用します。)

はじめは、刀に慣れることから始まり、次に20本ある形の手順を覚えます。それから、徐々に体の使い方などを修練していきます。


無外流居合の形

五用(ごよう) 五箇(ごか) 五応(ごおう) 走り懸り(はしがかり)
真(しん) 水月(すいげつ) 胸尽し(むなづくし) 前腰(まえごし)
連(れん) 陰中陽(いんちゅうよう) 円要(えんよう) 夢想返し(むそうがえし)
左(さ) 陽中陰(ようちゅういん) 両車(りょうぐるま) 廻り懸り(まわりがかり)
右(ゆう) 響き返し(ひびきがえし) 野送り(のおくり) 右の敵(みぎのてき)
捨(しゃ) 破図味(はずみ) 玉光(ぎょっこう) 四方(しほう)

組太刀(くみだち)

組太刀の形

一人で形の稽古を行っていると、敵の動きなどを意識した動きが分からなくなり、武道の形のはずが踊りと変わらなくなってしまいます。

そのため、木刀をもって二人一組で立ち会う組太刀稽古を行うことによって、真剣の立会いをでの間合いや呼吸、動きを習得します。

 

組太刀も一種の形ですが、もともとは他流の得意技を強く意識し、それに勝つための無外流の返し技を体得するために工夫された稽古です。


居合形剣術太刀 居合形剣術小太刀 無外流剣術 四通 八通
北斗 切留 獅王剣 受流 相寸 乳拂
太白 突留 翻車刀 咽中 相寸(逆) 受返
稲妻 受流し 神明剣 三受留 二刀合
切上 水月感応 突出 左輪 擦込
流星 位詰 玉簾不断    

試斬(ためしぎり)

試斬は、巻藁などを実際に真剣で斬ってみる稽古です。

武道での試斬とは、時代劇にでてくるような「刀の斬れ味」を試すものではありません。

真の意味で斬るためには、ただ刀を振るだけでなく、背筋を伸ばし腰を落として、胆力を刀身に瞬間的に集中させることが肝要です。このように自分と刀が一体になって動いて、はじめて斬れるのです。

この稽古では、実際に斬ることによって、自分と刀の動きの良し悪しを確認できるわけです。

 また動画にもありますが、斬った後の、ゆっくりと落ち着いた所作は、技を終えた後、力を緩めながらも油断なく注意を払っている状態で、残心といいます。これも武士のたしなみとして昔から尊ばれてきました。

最初は面白いとか、ストレス解消になるとかの目的でこの稽古に参加する方も多いのですが、だんだんに試斬の奥深さがわかってきます。武道ならではの深い精神性に触れることができる稽古です。