日心会の活動

稽古で心身ともに充実、演武を披露するなどで地域社会と交流

日心会は、埼玉県の大宮本部と、同じ埼玉県の熊谷、それに千葉県の野田に3つの道場があります。実際には道場の建物があるわけではなく、この3地域にある公共の体育館や剣道場などを使って、毎月30回程度の稽古を行っています。

 

通勤・通学後に立ち寄れる夕方の稽古もありますし、土日・祝日などを利用した昼間の稽古もあります。

 

稽古は中興の祖である中川士龍先生が体系化した無外流居合兵道の基本に忠実で、心身鍛錬のための日心会各指導員独自の工夫も施されています。

日常の稽古風景
日常の稽古風景

稽古の基本は3種類

道場での日常の稽古は、居合(形)、組太刀、試斬の3種類です。心も体も健康で、若さを保ちます。

居合(形・かた)

最初に20本ある形(かた)の手順を覚えます。それから、徐々に形に応じた体の動かし方どを会得していきます。

組太刀(くみだち)

 木刀をもって二人一組で立ち会う稽古です。を行います。攻撃に対する受けと返し、間合のとり方などを、身に付けます。

試斬(ためしぎり)

わら束などを実際に両断します。刀を振るだけでなく、背筋を伸ばし腰を落として、胆力を刀身に瞬間的に集中させます。


稽古+アルファ、さらに演武

気軽に参加できる道場での稽古だけでなく、日心会全体の合同稽古会も毎年1月に実施されます。また、お花見や忘年会、稽古後の食事会など、仲間同士の気のおけない交流の機会もあり、お互いの親交が深まります。

 

稽古だけではなく、居合を一般の方々に見ていただく演武(えんぶ)も行っています。最近では、「骨波田の藤」が満開の長泉寺、くまがや桜よさこい祭り、妻沼聖天山大祭などで演武を行いました。観客の方に楽しんでいただきながら、会員自身が演武することで、自身の到達度を確かめ、さらなる稽古に邁進できます。

財団法人無外流の活動

 さらに、加盟している財団法人無外流が東京で開催する大会や稽古、イベントに参加できます。「居合道国際大会」は、居合のトーナメント戦で実力を競います。「新年合同稽古会」では財団法人の権威ある段級位を認定を受けることが出来ます。また他の居合道会とのレクリェーション交流の場である「剣客万来」も人気です。